元々親や祖父母などが土地を所有しており、そこに注文住宅を建てられるのなら、建物の分の費用だけで済みますので、比較的安く注文住宅を建てることができます。ですが、ほとんどの人が、土地から購入することになりますので、多額の資金が必要になってきます。費用を無駄にしないためにも、失敗しない土地選びで快適な注文住宅を建てるようにしたいところです。土地を選ぶときには、安さを追求するだけでは、住み心地の悪い地域に住宅を建てる恐れがありますので、注意しましょう。
まずは家族を交えて、住みたい地域を選択します。都会的な場所がよいのか、閑静な住宅街を望むのか、田舎でのんびりと過ごしたいのかなど、考えていきます。土地選びは素人では難しい部分がありますので、不動産会社のスタッフに相談し、アドバイスを参考に選ぶのがよいでしょう。なかなか決まらないことが多いですが、注文住宅を建てるとなると、その後も様々な手続きや施工などで多くの時間を要しますので、ある程度の期間を定めて、土地選びをするのがポイントです。
不動産会社に相談するときには、平屋建てや2階建て住宅など、どのような注文住宅を建てたいのかを伝えておくと、その住宅に適した土地を探してくれるようになります。よって、土地探しを始める前に、ある程度の住宅のイメージを固めておくことも肝心だといえます。また、土地選びでは、土地の売主が指定する建設会社に限定される場合と、自由に建設会社を選べるパターンがあることを覚えておいてください。