注文住宅は仕上げ材をある程度、自由に選ぶことができます。建築基準法において防火規制に該当する部分は法律に則った防火材料を使用する必要がありますが、それ以外の部分は自由に材料を選ぶことができます。注文住宅を住宅メーカーに依頼する場合は、その会社が定める一定の仕様に則って材料を選ばなければなりませんが、その場合でも、複数の候補の中から選ぶケースがほとんどです。注文住宅で選ぶことができる仕上げ材は外装材と内装材があります。

外装材は屋根と外壁に使われる材料を中心に選び、内装材は室内の床・壁・天井を中心に選びます。屋根材は住宅の仕上げ材の中でも大切な部位なので、慎重に選ぶ必要があります。地盤が良くて資金も豊富な場合は性能面で優れている瓦屋根がお薦めです。デザインも伝統的な和瓦と洋瓦があるので、好みに応じて選ぶことができます。

瓦は耐火性・防水性・耐久性に優れており、他の屋根材と比較して有利な性能を発揮します。瓦屋根を選ぶとそれに合わせて構造部材の強度を強いものにする必要があり、住宅全体のグレードが向上します。外壁はモルタル塗りのほか、サイディングも性能の良い製品が普及しています。塗り替えの頻度や耐久性を中心に選ぶと、間違いが少なくなります。

内装材では自然素材が普及しています。従来の合板やビニルクロスに変わって、無垢材の床や珪藻土の壁が選ばれることが増えてきました。シックハウス症候群への対策の意味からも自然素材を積極的に使った材料選びはお薦めです。

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